
京都⼤学⼤学院医学研究科‧医学部は⼥⼦学⽣‧⼥性研究者を応援します!
ごあいさつ

松村 由美
京都⼤学医学研究科⻑補佐
(男⼥共同参画推進担当)
2025年4月、京都大学は「京都大学DEIB(Diversity, Equity, Inclusion, and Belonging)推進宣言」を公表しました。医学研究科においても、本学の基本方針のもと、DEIBの理念を積極的に推進してまいります。
私たちは、研究者・教職員・学生の多様性がもたらす対話と相互作用によって、いわば「化学反応」が生じ、新たな価値の創出や社会の変革へとつながると信じています。異なる意見や立場を尊重し、歓迎する姿勢を貫くとともに、誰もが安心して参加できる公正な仕組みの構築を目指します。京都大学に所属することに誇りを持ち、社会および人類全体に貢献できる人材の育成を推進してまいります。
Gender Equityとは、男性も女性もジェンダーバイアスにとらわれることなく、自らと他者をともに尊重しながら、個性を活かして生きることができる社会の実現を意味します。医学分野においても、性別による固定的な役割や期待が、進路選択やキャリア形成に影響を及ぼすことがあります。私たちは、生物学的な差異に対する合理的配慮を含め、構造的なギャップの是正に取り組むことで、女性がリーダー層や指導的立場に参画する機会を広げていきます。京都大学医学研究科は、皆さん一人ひとりの挑戦と成長を支え、力を発揮できる環境づくりを進めています。ともに未来の医学・医療を築いていきましょう。
医学研究科で活躍する女性研究者
医学同窓会(芝蘭会)の「芝蘭会報」214号の特別企画として7人の女性教授たちによる座談会の様子を掲載しております。
医学研究科・医学部で活躍する女子学生
女子学生・女性研究者対象の表彰など
医学研究科・医学部において、表彰を受けている女子学生・女性研究者を紹介します。
京都大学たちばな賞(優秀女性研究者賞)
過去の受賞者(所属・身分・学年は受賞当時)
2024年度 医学研究科医学専攻 博士課程4年 石村 奈々(たちばな賞)
2023年度 医学研究科助教 鳥井 美江(奨励賞)
2021年度 医学研究科京都大学・マギル大学ゲノム医学国際連携専攻 博士課程4年 中西 智子(たちばな賞)
2017年度 医学研究科医科学専攻 博士後期課程2年 森本 千恵(たちばな賞)
医学研究科人間健康科学系専攻 博士後期課程3年 華井 明子(奨励賞)
2012年度 医学研究科医学専攻 博士課程3年 飯間 麻美
2010年度 医学研究科准教授 濱崎 洋子
京都大学久能賞
過去の受賞者(所属・身分・学年は受賞当時)
2024年度
2022年度
2021年度
医学部医学科3年 赤松 舞里乃
医学部人間健康科学科3年 坂内 佳永
医学部医学科2年 合屋 智尋
医学部医学科4年 齊藤 良佳
2020年度
2019年度
2018年度
医学部医学科4年 北田 せり
医学部医学科2年 木谷 百花
医学研究科人間健康科学系専攻 修士課程1年 佐々木 亜沙美
京都大学久能賞について
京都大学久能賞は、京都大学OGの久能和子氏(工学部昭和50年卒)、祐子氏(同52年卒)のお母様である久能悠子氏からのご寄附により設立されました。悠子氏は、ご自身の学生時代に、科学の道へ進みたいとの思いを抱いておりましたが、その夢は戦争によって叶いませんでした。久能賞には、悠子氏のお二人のご令嬢が京都大学の女子学生として素晴らしい教育を受けることが出来たという感謝の思いと、悠子氏の叶えられなかった夢を今の若い世代の方々に託したいという二つの思いが込められています。
本賞は、同氏からのご寄附の趣意を踏まえ、21世紀における地球規模の課題を解決し、よりよい世界を目指し、社会に貢献したいという高い志を持ち、科学・技術分野において自ら定めた独創的な夢を持つ意欲のある女子学生を支援することを目的としています。
京都大学男女共同参画推進事業「女子学生チャレンジプロジェクト」
過去の採択者(所属・身分・学年は採択当時)
2024年度
2023年度
医学研究科社会健康医学系専攻 博士後期課程1年 桧山 きらら
医学部医学科4年 吉良 花蓮
医学研究科人間健康科学系専攻 博士後期課程2年 磯部 よつ葉
女子学生チャレンジプロジェクトについて
本事業は、女子学生が、自らの好奇心や探求心を核としつ つ、自分とは異なるさまざまな視点から議論し協働するプロセスの経験を通じて、研究の面白さに気づき、新しい課題にチャレンジする活動に奨学金を支給します。女子学生のみなさん! ぜひ奮ってご応募ください。





